自走式立体駐車場とは、立体駐車場の一種で、駐車場所まではドライバー自身が運転して車を運んでいくタイプのものです。自走式でない立体駐車場は機械式と呼ばれ、こちらは入り口で車を金属製のパレットに乗せるところまでがドライバーの役目であり、そこから先は機械が運ぶことになります。自走式立体駐車場は街中の商業施設や空港など、十分に多くの駐車場需要があり、かつ駐車のための土地もそれなりに広く確保できる場所で用いられることが多いです。多くの需要があることは当然ですが、土地もある程度は広くなければ自走式立体駐車場を設けることは困難です。
駐車場所までドライバー自身が運転するわけですから、そのための通路が必要になるためです。極端な話、機械式の立体駐車場であれば、広さとしては車2台分程度であっても建設可能で、タワー型にして井戸の釣瓶のような形で駐車させることもできます。ですが自走式の場合これが不可能なことは明らかでしょう。一方で、機械設備を必要としませんから同じ規模であればそれだけコストが安くなるメリットがあります。
機械を操作する担当者をおく必要もありません。利用者にとっても平面式の駐車場と似たような感覚で利用できるのはメリットですが、やはり事故は起こっていますので注意が必要です。最も注意すべきが高所からの転落で、特に発進時に前進と後退とを間違えて建物の壁を突き破って落下してしまうというようなことも発生しています。
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