自走式立体駐車場とは、目的階までスロープ等を利用して自分で車を運転し駐車するタイプの立体駐車場のことで、平面駐車場と比較して収容率に優れています。階層を増やすことで更に収容率を上げることができますが、他にも、屋上部分除いて雨や直射日光から車を守ることができ、機械式立体駐車場と比較して出し入れが簡単、災害時の避難所として利用することができる等のメリットがあります。収容率に関しては、自走式立体駐車場は立体化した駐車場であるため収容率に優れており、ダメージに関しては、上階の床が下階の屋根となるため雨や日差しを遮ることができ、車にダメージを与えません。出し入れについては、駐車装置を利用せず車を駐車できるため出し入れが容易となり、避難所に関しては、国土交通大臣の認定を受ける条件として外壁を設けることはできず、開放性を確保できるよう定められています。
火災の際に発生する煙の蓄積によるフラッシュオーバーを防止するために定められていますが、避難所として最適であるといえるでしょう。自走式立体駐車場を作るには、上り下りの車道を確保するため広さが必要です。設置する際はある程度の敷地が必要となりますが、規模については、建築基準法等の規制が適用されるため、地域ごとに建築できる規模や用途に違いがあるため注意しなければなりません。換気や照明についての制限、出入り口の設置場所や出口の視認性確保についての制限も存在するため、あらかじめ認識しておく必要があります。
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